大学院音楽学研究室ブログ-Osaka College of Music

大阪音楽大学大学院音楽学研究室に関連するお知らせをお伝えしていきます。研究室mail address:ongakugaku@daion.ac.jp 最新情報はTwitterで!

2023-01-01から1年間の記事一覧

ガムラン・ミニライブ(12月21日)、盛況でした!

半期のガムラン入門授業、最後はライブとして発表会がありました。担当の小林江美先生からのリポートです。これが研究室年内最後の投稿です。一年間、ご笑覧いただき、ありがとうございました! 少しずつ音楽学という分野への質問や進学相談も増えています。…

西洋音楽史がレクチャー・コンサートに(能登原由美特任准教授&水谷友彦講師)

「西洋音楽史概説B」の授業の一環として、ピアニストで大阪音楽大学講師の水谷友彦先生をお招きし、「標題音楽」をテーマにレクチャー・コンサートを行いました(12月15日)。 普段の授業の中にプロ奏者の実演を取り入れたら良いのではと水谷先生にお話しし…

世界のしょうない音楽ワークショップ2023、始まりました!

12月1日、10周年目の世界のしょうない音楽ワークショップ、始まりました! 初回ということで、音大メンバーと日本センチュリー交響楽団の自己紹介を兼ねた演奏から開始。 音大メンバーは田中峰彦先生の<どんな おんだい 2023>をほぼ初見で演奏。即興部分は…

ガムラン・シタール体験 12月1日(金)、8日(金)17時から18時

「諸民族の音楽」や「楽器学」、短大「音楽史」の受講生にご案内していますが、まだ若干余裕があります。 民族楽器を半期受講するのは大変かもしれませんが、1日体験ワークショップなら気軽に参加していただけます。 卒業するとなかなかこのような体験の機会…

祝・10周年 世界のしょうない音楽ワークショップ始まります!

なんと、いつのまにか10年目に突入した「世界のしょうない音楽ワークショップ」。 音楽学からはシタール、バリ・ガムラン、ヴィオラ・ダ・ガンバの先生方が参加されます。 作曲家の野村誠さんが計6回のワークショップを開催され、各回で参加者から出された…

音楽基礎セミナー・古楽器と民族楽器の回、終了しました!

音楽基礎セミナーとは一年生全員が必修の授業で、前半はミレニアムホールを使って、演奏とレクチャーで構成されます。 初回が音楽学の担当回となり、前日よりクラヴサンの搬入などかなりの準備が必要になりました。 そして当日、ステージマネージャーの西村…

体験の時間は頭と身体を活性化させます!

体験しなければわからない、というコンセプトのもとに、映像をもとに民俗音楽や伝統芸能などを体験する音楽史のエッセンスシリーズを制作公開中です。 現在公開中の映像はこちらから↓ https://www.youtube.com/channel/UCdNMYFCaaiEF3V2slUqeaEA 音楽の授業…

体験を通じて音楽史を学ぶシリーズ・狂言編(奥津健太郎さん)公開

昨年の夏に東京からお越しいただいた狂言師の奥津健太郎さんのワークショップ型映像教材が2本公開されました。 奥津さんはかつて放送関係の会社にお勤めであったということで、きっちりと台本をご自身で策定され、当日はほぼよどみなく撮影が行われました。…

音楽史映像教材の公開が始まりました!

2年前からスタートした音楽史の映像教材撮影プロジェクト、すでに何本か撮りためていますが、織田優子さん(楽理専攻卒業生、リコーダー演奏家)をお迎えしてのリコーダーと北欧の笛の2種(それぞれ30分)が公開になりました。 撮影と編集は久保田テツ教員…

高校の先生方がケチャ・ガムラン体験(小林江美先生リポート)

小林江美先生より大阪府の高等学校音楽教員対象の研究会のリポートが届きました。 猛暑の中、ケチャ、ガムランに夢中になられた先生方、きっとそれぞれの学校で楽しい小林先生直伝のケチャが体験されることでしょう! 小林先生リポート 「昨年度の夏に引き続…

大学院音楽学研究室とは?

大学院進学をお考えのみなさん 音大は実技が中心の大学ですが、大学院には音楽学研究室があります。 特徴としては、少人数、ほとんどマンツーマンの授業であること、自分で選んだ演奏系の科目を履修できることです。 例えば、チェンバロなら毎週90分の個人レ…

ガムラン・ミニライブ、半期授業でここまで!?

ガムラン・ミニライブのリポートを小林江美先生がお寄せくださいました。 半期の授業「民族音楽演奏演習A」でこれだけの発表会ができるとは!驚きですね。動画もぜひ、ご覧ください!! ガムラン・ミニライブ リポート この半年、今まで12回の授業で仕上げた…

声楽家・古楽器奏者の笠原雅仁さん(ゲスト講師)

三島郁先生より授業レポートが届きました。ゲスト講師をお迎えしての充実の内容です! 西洋古楽概論の授業にて声楽家・古楽器奏者の笠原雅仁さんをゲスト講師にお招きしました。 中世から初期バロックまでの記譜や装飾について解説していただきながら、グレ…

リコーダの映像教材制作with織田優子さん

昨日はリコーダー奏者として東京、大阪で活躍中の織田優子さん(楽理=音楽学卒業生)をお招きして、映像教材制作を行いました。リコーダー編は学校で使うリコーダーがもともとどのような楽器だったのか、バロックやルネサンスの説明から入り、当時の楽譜に…

今年もスゴイぞ!ガムラン!

今年も熱気あふれる「民族音楽演奏演習A」(バリ・ガムランを半期でマスターする演習授業)担当の小林江美先生より、発表会のご案内です。 2023年7月6日(木)12時50分より13時5分のミニライブです。 使用楽器はバリ島に特別注文した美しいラーマーヤナの彫刻…

織田優子さんのワークショップ映像

旧楽理専攻の卒業生、織田優子さんによるリコーダー・ワークショップ映像を撮影いたします。 織田さんは今、話題沸騰のアントネッロの濱田芳通さんとの共演も多く、最も期待されるリコーダー奏者のお一人です。現在は昭和音楽大学で講師をつとめておられます…

来し方八十年(永井幸次自伝)1954年を再読する

勤務校の創設者、永井幸次先生の自伝を再読しています。 というのもある英語論集に寄稿するための必要に迫られて本棚から取り出したのですが、今読むと、昔読んだ時とは異なる新たな感慨があります。 特に、大阪音楽学校を創設しようとしたときの記述がとて…

超満員のご来場、ありがとうございました!「サロンコンサート バッハの愉しみ」

音楽学研究室の京谷政樹講師(チェンバロ)と上田牧子講師(ヴィオラ・ダ・ガンバ)が山本佳美さん(リコーダー)とトリオを組み、オールバッハの演奏会を開催されました。 京谷講師のご報告です。 <久しぶりの自主公演「サロンコンサート バッハの愉しみ」…

シンポジウム「近代日本の洋楽受容とロシア」(6月18日オンライン)ご案内

6月18日に開催されます、シンポジウム「近代日本の洋楽受容とロシア」(オンライン)に登壇いたします。 どなたもご参加できます(参加無料)、下記のフォームから参加申し込みをよろしくお願いいたします! シンポジムの趣旨: これまでの日本の洋楽受容史…

音楽学特殊研究の院生発表レポートが名古屋大学紀要に掲載されました!

大学院音楽学専攻生を対象とする講義「音楽学特殊研究」(担当:能登原由美)の発表レポートが、なんと先日発行された名古屋大学の紀要『JunCture:超越的日本文化研究14』に掲載されました。 この授業は2021年度前期に行われたもので、「音楽は『戦い』を…

坂本利文先生、安らかにおやすみください

長い間、楽理専攻、音楽学専攻とヴィオラ・ダ・ガンバの講師として多くの学生を指導してくださった坂本利文先生が3月12日未明に永眠されました。 思い出されるのは、毎年の卒論、修論発表会での珍しい擦弦楽器の演奏です。どこから入手されたのか、とても奇…

楽器資料館ふたたび!

昨日(3月6日)、大学に出かけたところ、「D号館4階の教室に民族系楽器が入った」とのニュースが。 早速、見に出かけました。 教室の半分になんと写真のように民族系楽器の展示が! かつての楽器資料館より手狭ではありますが、それでもよくぞここまで、と…

第9回 世界のしょうない音楽祭・満席御礼!

昨日は服部緑地、センチュリー・オーケストラハウスでの「世界のしょうない音楽祭」9年目の公演でした。音楽学からはヴィオラ・ダ・ガンバ(8名!)、ガムラン、シタールの上田、小林、田中先生がご出演、私も少々、三絃を演奏させていただきました。 わずか…

ちりもつもればチャッコーナ・世界のしょうない音楽祭・野村誠作品世界初演

2月9日、夜に5回目のワークショップが予定されている中、午前11時ごろ、今年の野村誠作品の譜面が届きました。 今年の特徴は弦楽器がズラリと揃ったことです。 日本センチュリーからは、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスが、音大からはヴィオラ…

「上海フランス租界への招待 — 日仏中三か国の文化交流」 まもなく刊行!

2020年春から始まった科研基盤Bの共同研究、コロナと時期を一にしたため、海外渡航もできず、どうなることかと思っていましたが、幸い、仏語新聞と2019年に資料調査した外交文書など大量のデータがあり、作業は地道に続けることができました。 そして、よう…