大学院音楽学専攻生を対象とする講義「音楽学特殊研究」(担当:能登原由美)の発表レポートが、なんと先日発行された名古屋大学の紀要『JunCture:超越的日本文化研究14』に掲載されました。
この授業は2021年度前期に行われたもので、「音楽は『戦い』をいかに表現してきたか」をテーマに能登原が講義を行い、最終回では受講生が同テーマで自ら作品を選んでプレゼンテーションをする、というものでした。
この度論考が掲載された坂井威文さんは、信長貴富作曲《Fragments -特攻隊戦死者の手記による-》を取り上げ、「公」と「私」の視点 から作品を分析しています。
受講生による発表スライドのうち、優れたものについては能登原のブログ(https://yumi-noto.hatenadiary.com/entry/2022/01/10/170340)に掲載しましたが、そのスライドを見た紀要編集長の名古屋大の先生から坂井さんに「ぜひ寄稿してもらえないか」とのお誘いがあり、内容を若干修正した上で見事に掲載の運びとなりました。
その坂井さんの論考ですが、下記をクリックしてダウンロードすれば読むことができます。
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/2005128
また、同紀要の今回の特集テーマは「音/声の文化史」(https://nagoya.repo.nii.ac.jp/search?page=1&size=100&sort=controlnumber&search_type=2&q=1679031686319)で、能登原も論考「体験記にみる原爆の『音』」を寄稿しています。下記をダウンロードしてお読みください。
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/2005127
(文責:能登原由美)