長い間、楽理専攻、音楽学専攻とヴィオラ・ダ・ガンバの講師として多くの学生を指導してくださった坂本利文先生が3月12日未明に永眠されました。
思い出されるのは、毎年の卒論、修論発表会での珍しい擦弦楽器の演奏です。どこから入手されたのか、とても奇妙でユニークな楽器も先生の手にかかると妙なる響きが。
坂本先生とリコーダーの神谷徹先生のコンビでいつも追い出しコンパは大いに盛り上がりました。
「先生、後任の上田牧子先生がワークショップで大勢の市民にガンバを指導されたり、ユニークな作品を演奏されています。私も今年初めて、ヴィオラ・ダ・ガンバを手に取りました。もっと早くにこの楽器の魅力に気づいていたら先生ともたくさんお話しできましたね。」
2012年のお写真をここに再掲し、先生に今一度、「長い間、おせわになりました。ありがとうございました！」とご挨拶したいと思います。
（井口淳子）
