大学院音楽学研究室ブログ-Osaka College of Music

大阪音楽大学大学院音楽学研究室に関連するお知らせをお伝えしていきます。研究室mail address:ongakugaku@daion.ac.jp 最新情報はTwitterで!

25日(土曜日)、藝術学関連学会連合・20周年シンポジウム、ウェビナー併用

 
猛烈な暑さに息絶え絶えですね。
 
そんな週末にシンポジウムのご案内です。といってもウェビナーも併用されますので、ぜひご登録くださいませ!
 
涼しいご自宅でご笑覧いただければ幸いです。
私、井口が登壇するのは第2部です。司会、進行は日本音楽学会会長の沼野雄司さんです。
 
「藝術学関連学会連合第20回シンポジウム」
2026年7月25日(土)13:00ー18:00
於:早稲田大学 (戸山キャンパス・38号館AV教室
対面とオンライン配信(ウェビナー:URLは参加登録者に後送)にて実施。
主催:藝術学関連学会連合
共催:早稲田大学美術史学会
参加申し込みはこちら
詳しいプログラムはこちらに。https://geiren.org/symposium/20-2/
 
私は、先週、リリースされた新著に関わるテーマでお話しします。
「劇場の光と影 上海ライシャム劇場と帝国劇場」
 

 
 
 
 
 

シタール発表会、即興演奏にチャレンジ!

シタールの半期授業の最後に発表会が開催されました。

佐々木博子先生からのリポートが届きました。

 

7/21(火)前期シタール授業内発表会、無事終了致しました。

今期の受講生の皆さんは、インド、民族楽器、著名なシタール奏者、シタールの音色自体等、それぞれに学びたいことや関心のあることが明確にあり、意欲的な姿勢が毎回の授業でもヒシヒシと感じられ、その熱意が演奏にもしっかりと現れていたことをとても嬉しく思います。

授業最終日発表会では、実際の北インド古典音楽の演奏形式と同じようにシタールの独奏から始まり打楽器タブラとの合奏という流れで行いました。

シタール独奏部では伸びやかな優雅な音色、打楽器タブラとの合奏部ではダイナミックな演奏と独創的な即興を披露し、全体を通してシタールの魅力と全15回の授業の成果を100パーセント出し切ることができました。

この授業を通して、様々な民族音楽やインド音楽•文化などを受講生の皆さんにもっと身近に感じてもらえたり、さらに興味や関心を持ってもらえるきっかけに少しでもなれれば幸いです。

 

F号館の三階にあるシタール教室 スカーフがいい感じ!

 

大学院の実技科目リポート(ガムラン・小林江美先生)

大学院音楽学研究室のカリキュラムでは、修士論文研究に関わる少人数授業が3科目と、毎週90分の実技指導を受けることができる「音楽研究実習」が設けられています。

昨年度より、ガムランを選択した院生の指導を担当してくださっている小林江美先生よりのリポートです。

小林先生の授業では大学教室での指導以外にもガムランスタジオでのセッションや外部のステージ体験など盛りだくさんな活動だったそうです。

院生は一年の半分をバリ・ガムラン、残りの半分を西アフリカのジェンベを個人指導、という贅沢なカリキュラムを体験しました。

 

<大学院におけるガムラン授業 音楽研究実習A


インドネシア・バリ島の打楽器中心のガムランは、青銅や竹を使った音色や特徴的な音楽様式から世界的にも名高く、愛好家が多いアンサンブルです。
様々な魅力的な多様な楽器から成り立っており、大学院の授業ではそれぞれの特徴を学び、対になっている基本的な奏法から発展まで学びます。

慣れたら講師の主宰する楽団のメンバーとともにアンサンブルにも挑戦していただきます。
楽譜を用いないで音を身体に取り込み、音でのコミュニケーションをするガムランは、他にない感覚を磨く体験になります。
ご自身の音楽へのアプローチについて振り返り、また世界の音楽文化を知り、音楽の意義
を改めて考える機会となり、あなたの音楽人生に新鮮な風を呼び込むことでしょう。
担当:小林江美>

 

中央の奥が院生、前列右が小林先生

シタール発表会(7月21日16時から)のご案内

高音高湿度の毎日が続きますね。「ここはインドか?」と思ったりしませんか?

7月2日のガムラン発表会に続き、7月21日(火)の16時よりシタール発表会が開催されます。

タブラー奏者をゲストにお迎えし、学生たちの即興演奏も披露されます。

ふるってご参加くださいませ!

会場はF315、扉の向こうはインドです!

 

ガムラン・ミニライブ 7月2日開催します!

恒例のガムラン・ミニライブを7月2日のお昼休みにF434教室にて開催いたします。

半期でバリのガムランをどこまで習得できるのか!?

小林江美先生の解説とプロのゲストガムラン奏者との掛け合いもお楽しみに!

ガムランは再生音ではわからないうねりや倍音があります。ライブでなければ体験できない音のシャワーを浴びてくださいね!

 

 

特別講義「器楽の愉しみ〜18世紀の器楽曲」リポート

西洋音楽史特別講義「器楽の愉しみ〜18世紀の器楽曲」開催報告

 

西洋音楽史特別講義として、「器楽の愉しみ〜18世紀の器楽曲」を開催しました{2026年5月29日(金)4限}。バロック時代に人気を博した楽器の魅力を知ってもらうべく、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、クラヴィコードに焦点を当て、下記のプロの奏者(本学講師)による楽器別の紹介とともに、全奏者によるアンサンブルを披露し、最後に楽器の体験コーナーも設けました。

 

 

 

村田佳生(リコーダー)

上田牧子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

井幡万友美(チェンバロ)

京谷政樹(クラヴィコード/チェンバロ)

 

【プログラム】

I. 各楽器の紹介

1. リコーダー

G.F.ヘンデル:ソナタ 変ロ長調 HWV377

I. (表記なし)  II. アダージョ  III. アレグロ

George Frideric Handel: Sonata in B-flat major HWV377

I. (no indication)  II. Adagio  III. Allegro

2. ヴィオラ・ダ・ガンバ

B.マルチェッロ:ソナタ ハ長調 より

I. アダージョ  III. ラルゴ  IV. アレグロ

Benedetto Marcello: Sonata in C major (excerpts)

I. Adagio  III. Largo  IV. Allegro

3. チェンバロ

F.クープラン:クラヴサン曲集 第2巻より第6組曲「神秘的なバリケード」

François Couperin: Second livre de pièces de clavecin (Ordre VI) "Les Baricades Mistérieuses" →フランス式チェンバロで演奏

G.フレスコバルディ:トッカータ ト短調

Girolamo Alessandro Frescobaldi:Toccata in G minor →イタリア式チェンバロで演奏

4. クラヴィコード

C.P.E.バッハ:ソナタ ニ短調 Wq.63/2

I. アレグロ  II. アダージョ ソステヌート  III. プレスト

Carl Philipp Emanuel Bach: Sonata in D minor Wq. 63/2

I. Allegro  II. Adagio sostenuto  III. Presto

 

II. アンサンブルの楽しみ

G.P.テレマン:トリオ・ソナタ 変ロ長調 TWV42:B4(Essercizii Musici所収) より

I. ドルチェ  II. ヴィヴァーチェ

Georg Philipp Telemann: Trio Sonata in B-flat major TWV42:B4 from Essercizii Musici (excerpts)

I. Dolce  II. Vivace

 

III. 楽器に触れてみよう

 

 

アンサンブルの様子

 


チェンバロはフランス式とイタリア式の2台を使用し、楽器に合わせて曲目も選ばれています。また、普段は滅多にお目にかかれないクラヴィコードも取り上げましたが、他の鍵盤楽器との音の違いにとても驚いていたようです。

 

大好評の「体験コーナー」では、参加者が興味のある楽器を取り囲み、講師の手ほどきで実際に演奏を体験していました。聞くだけではなく実際に触ってみることで、楽器の特徴をより具体的に確かめることができたようです。いつものことですが、終了時間を過ぎても音が鳴り止まず、名残惜しそうにしている参加者に無理やり帰っていただく時は申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

 

終了後に、参加者にそれぞれの楽器について印象に残ったことなどを書いてもらいました。どのコメントも印象深いのですが、紙幅の関係から抜粋して掲載します。

 

1.リコーダーについて

・小学校より慣れ親しんだリコーダーにも、楽器として進化の歴史があるのだと、気持ちを改めてお話しを拝聴しました。外見や穴の位置は昔から変わらないのに、内部の構造的が違うため、演奏方法が変わるのも興味深いです。

・時代によって形や構造が大きく変わっていたことに驚いた。ルネサンス式のものは1本のまっすぐな状態だったので、とても印象に残っている。

 

2.ヴィオラ・ダ・ガンバについて

・楽器が大きい分、存在感と迫力があってかっこよかった。実際に弾いてみると、すごく重くて、そして綺麗な音を出すのが難しかったので、演奏している方々は本当にすごいのだと実感した。

・風体からもっと無骨な音を想像していましたが、良い意味で一番印象を裏切られた楽器でした。進化系のコントラバスよりヴィオラ・ダ・ガンバの方が個人的には好きな楽器です。

 

3.チェンバロについて

・実際に弾いてみて、ピアノとは全然タッチが違いました。鍵盤をしっかり下まで下ろすと少しだけカクっとする感じがしました。

・まず、30年ほどの前の学生が組み立てたものだということにとても驚いた。そんな授業がもし今もあったら受講したかったなと思った。そしてこちらもリコーダー同様種類があって、フランス式とイタリア式があることを知った。今回フランス式の方でフランスの曲、イタリア式の方でイタリアの曲が聞けて良かった。

 

4.クラヴィコードについて

・小さい音で寝る前に聞きたいと思った。本当に音が小さくて、大きな音を出そうとすると壊してしまいそうでこわかった。

・想像していたよりも小さい音で、耳をすまさなければ聞こえなかったです。

 

5.講義全体について

・いつもの授業のように話を聞くだけでなく、実際の音を間近で聴けたということがとても良かった。プロの方が説明をしてくれることによって、知識も増やすことができて良かった。

普通は機会がなくて聞けない楽器の演奏を聞けて、とても面白かったです。また、実際に触ることもできたのでいい経験になったと思います。

・貴重な楽器の演奏をあんなに近くで聴けて、耳が幸せだった。機会があればまた聴きたいし、実際に私も演奏者になってみたい。

・実演会は楽器を目の当たりに出来るまたとない機会なので、是非ともお願いします。

 

行きたいけど授業と重なって参加できない、という声も多かったようです。次回は開催の時間や場所を工夫し、多くの人に楽しんでもらえるようにしたいと思います。

 

文責(司会進行):能登原由美

 

井幡講師

 

上田講師

 

京谷講師

 

 

 

音楽批評誌<メルキュール・デザール>に大学院生、伊藤寛納さんの記事が掲載されました!

音楽批評誌メルキュール・デザールに大阪音楽大学の大学院2年、伊藤寛納さんの記事が掲載されました。ベテラン執筆陣の中、みずみずしい感性がキラリと光る文章です。

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2026年5月15日

20世紀を旅したピアノは網干の町屋で隠居中〜「町屋トークイベント」リポート〜|伊藤寛納

 

https://mercuredesarts.com/2026/05/14/machiya_report/