高音高湿度の毎日が続きますね。「ここはインドか?」と思ったりしませんか?
7月2日のガムラン発表会に続き、7月21日(火)の16時よりシタール発表会が開催されます。
タブラー奏者をゲストにお迎えし、学生たちの即興演奏も披露されます。
ふるってご参加くださいませ!
会場はF315、扉の向こうはインドです!

高音高湿度の毎日が続きますね。「ここはインドか?」と思ったりしませんか?
7月2日のガムラン発表会に続き、7月21日(火)の16時よりシタール発表会が開催されます。
タブラー奏者をゲストにお迎えし、学生たちの即興演奏も披露されます。
ふるってご参加くださいませ!
会場はF315、扉の向こうはインドです!

恒例のガムラン・ミニライブを7月2日のお昼休みにF434教室にて開催いたします。
半期でバリのガムランをどこまで習得できるのか!?
小林江美先生の解説とプロのゲストガムラン奏者との掛け合いもお楽しみに!
ガムランは再生音ではわからないうねりや倍音があります。ライブでなければ体験できない音のシャワーを浴びてくださいね!

西洋音楽史特別講義「器楽の愉しみ〜18世紀の器楽曲」開催報告
西洋音楽史特別講義として、「器楽の愉しみ〜18世紀の器楽曲」を開催しました{2026年5月29日(金)4限}。バロック時代に人気を博した楽器の魅力を知ってもらうべく、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、クラヴィコードに焦点を当て、下記のプロの奏者(本学講師)による楽器別の紹介とともに、全奏者によるアンサンブルを披露し、最後に楽器の体験コーナーも設けました。

村田佳生(リコーダー)
上田牧子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
井幡万友美(チェンバロ)
京谷政樹(クラヴィコード/チェンバロ)
【プログラム】
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I. 各楽器の紹介 1. リコーダー G.F.ヘンデル:ソナタ 変ロ長調 HWV377 I. (表記なし) II. アダージョ III. アレグロ George Frideric Handel: Sonata in B-flat major HWV377 I. (no indication) II. Adagio III. Allegro 2. ヴィオラ・ダ・ガンバ B.マルチェッロ:ソナタ ハ長調 より I. アダージョ III. ラルゴ IV. アレグロ Benedetto Marcello: Sonata in C major (excerpts) I. Adagio III. Largo IV. Allegro 3. チェンバロ F.クープラン:クラヴサン曲集 第2巻より第6組曲「神秘的なバリケード」 François Couperin: Second livre de pièces de clavecin (Ordre VI) "Les Baricades Mistérieuses" →フランス式チェンバロで演奏 G.フレスコバルディ:トッカータ ト短調 Girolamo Alessandro Frescobaldi:Toccata in G minor →イタリア式チェンバロで演奏 4. クラヴィコード C.P.E.バッハ:ソナタ ニ短調 Wq.63/2 I. アレグロ II. アダージョ ソステヌート III. プレスト Carl Philipp Emanuel Bach: Sonata in D minor Wq. 63/2 I. Allegro II. Adagio sostenuto III. Presto
II. アンサンブルの楽しみ G.P.テレマン:トリオ・ソナタ 変ロ長調 TWV42:B4(Essercizii Musici所収) より I. ドルチェ II. ヴィヴァーチェ Georg Philipp Telemann: Trio Sonata in B-flat major TWV42:B4 from Essercizii Musici (excerpts) I. Dolce II. Vivace
III. 楽器に触れてみよう
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チェンバロはフランス式とイタリア式の2台を使用し、楽器に合わせて曲目も選ばれています。また、普段は滅多にお目にかかれないクラヴィコードも取り上げましたが、他の鍵盤楽器との音の違いにとても驚いていたようです。
大好評の「体験コーナー」では、参加者が興味のある楽器を取り囲み、講師の手ほどきで実際に演奏を体験していました。聞くだけではなく実際に触ってみることで、楽器の特徴をより具体的に確かめることができたようです。いつものことですが、終了時間を過ぎても音が鳴り止まず、名残惜しそうにしている参加者に無理やり帰っていただく時は申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
終了後に、参加者にそれぞれの楽器について印象に残ったことなどを書いてもらいました。どのコメントも印象深いのですが、紙幅の関係から抜粋して掲載します。
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1.リコーダーについて ・小学校より慣れ親しんだリコーダーにも、楽器として進化の歴史があるのだと、気持ちを改めてお話しを拝聴しました。外見や穴の位置は昔から変わらないのに、内部の構造的が違うため、演奏方法が変わるのも興味深いです。 ・時代によって形や構造が大きく変わっていたことに驚いた。ルネサンス式のものは1本のまっすぐな状態だったので、とても印象に残っている。
2.ヴィオラ・ダ・ガンバについて ・楽器が大きい分、存在感と迫力があってかっこよかった。実際に弾いてみると、すごく重くて、そして綺麗な音を出すのが難しかったので、演奏している方々は本当にすごいのだと実感した。 ・風体からもっと無骨な音を想像していましたが、良い意味で一番印象を裏切られた楽器でした。進化系のコントラバスよりヴィオラ・ダ・ガンバの方が個人的には好きな楽器です。
3.チェンバロについて ・実際に弾いてみて、ピアノとは全然タッチが違いました。鍵盤をしっかり下まで下ろすと少しだけカクっとする感じがしました。 ・まず、30年ほどの前の学生が組み立てたものだということにとても驚いた。そんな授業がもし今もあったら受講したかったなと思った。そしてこちらもリコーダー同様種類があって、フランス式とイタリア式があることを知った。今回フランス式の方でフランスの曲、イタリア式の方でイタリアの曲が聞けて良かった。
4.クラヴィコードについて ・小さい音で寝る前に聞きたいと思った。本当に音が小さくて、大きな音を出そうとすると壊してしまいそうでこわかった。 ・想像していたよりも小さい音で、耳をすまさなければ聞こえなかったです。
5.講義全体について ・いつもの授業のように話を聞くだけでなく、実際の音を間近で聴けたということがとても良かった。プロの方が説明をしてくれることによって、知識も増やすことができて良かった。 普通は機会がなくて聞けない楽器の演奏を聞けて、とても面白かったです。また、実際に触ることもできたのでいい経験になったと思います。 ・貴重な楽器の演奏をあんなに近くで聴けて、耳が幸せだった。機会があればまた聴きたいし、実際に私も演奏者になってみたい。 ・実演会は楽器を目の当たりに出来るまたとない機会なので、是非ともお願いします。 |
行きたいけど授業と重なって参加できない、という声も多かったようです。次回は開催の時間や場所を工夫し、多くの人に楽しんでもらえるようにしたいと思います。
文責(司会進行):能登原由美



音楽批評誌メルキュール・デザールに大阪音楽大学の大学院2年、伊藤寛納さんの記事が掲載されました。ベテラン執筆陣の中、みずみずしい感性がキラリと光る文章です。
ぜひご高覧ください!
2026年5月15日
20世紀を旅したピアノは網干の町屋で隠居中〜「町屋トークイベント」リポート〜|伊藤寛納
4月12日に姫路市網干区の片岡家で開催されたピアノトーク、神戸新聞に続いて長崎新聞にも記事が掲載されました。
記者とはオンラインで井口教員と片岡家オーナーの東和恵さんが取材を受け、その談話を元に記事を執筆されました。
その紙面をピアノの持ち主であったEさんにお送りしたところ「このピアノを長年愛用していた母はカズオ・イシグロさんの母上と女学校時代の親友で生涯にわたり交友があったのです」と。
実は長崎のカズオ・イシグロ家に残されていた上海モートリー社製のアップライトピアノについて、音楽学の井上さつきさん、そして長崎大学の先生と連絡を取り合っていました。
もっと早くによし子さんと石黒静子さんの交友に気づいていれば、と思わないでもありません。が、とにかくよし子さんのピアノと、カズオ・イシグロ家のピアノが長崎における被爆という体験を経て、今、再び、人々の関心を集めています。
少し整理しますと、次のようになります。
ドイツ製のピアノが香港で売却される。1937年に竹内清教授によって購入され船で長崎の自宅へ運ばれる。娘のよし子さんが愛用していた。被爆した後、関西各地を転々として今は網干の片岡家に。
上海モートリー社製のピアノを伊藤忠商事上海支社に務めるカズオ・イシグロ氏の祖父が購入し、長崎に持ち帰る。父、鎮雄氏はピアノを愛用し、ピアノが得意であった母、静子は嫁いだ後にこのピアノを弾いたであろう。カズオが5歳の時、一家は渡英。ピアノは親族によって守られてきた。
よし子さんと静子さんは女学校時代の無二の親友であった。おそらくピアノという共通の趣味もあってのことでしょう。
カズオ・イシグロの作品には上海と長崎を舞台にしたものがあり、ピアノや音楽が登場します。彼自身、ミュージシャンを目指していたほど、音楽に傾倒していました。両親の音楽好きが影響したことは間違いなさそうです。
いずれ、長崎の石黒家のピアノを見に訪れたいと思います。(井口 記)

下記の記事を掲載後、今回は学外参加はできないことになりました。
謹んで、訂正させていただきます。
<西洋音楽史の特別講義のご案内です。
担当は能登原由美先生です。
ご出演はリコーダーの村田佳生先生、チェンバロの井幡万友美、京谷政樹先生、ヴィオラ・ダ・ガンバの上田牧子先生です。
今回は学外からも参加していただけます。音大正門には守衛さんが常駐されています。なにか質問されましたら、「特別講義に参加します」とお答えください。
学内、学外、ふるってご参加ください!>

4月12日の姫路市網干でのピアノトーク、65名の参加者を得て、熱のこもった議論が展開されました。
音楽学研究室から井口淳子、能登原由美、京谷政樹の3名が登壇しました。
当日、神戸新聞の金慶順記者が取材され、早速、記事が掲載されました。
短い文言の中に当日のトークの要点がしっかりまとめられています。
この記事がきっかけとなり、さらにこのドレスデンから長い旅路を経た長崎のピアノが広く知られますように。
大阪や東京でのイベントもよいですが、このような交通不便な場であってもそこにわざわざ出向こうという参加者の気持ちがこもったトークイベントにはそれなりの熱量がありますね。
記事全文
<
ロシア革命や長崎への原爆投下など激動の100年を生き抜き、昨年春に「片岡家住宅」(姫路市網干区新在家)へ引き取られたピアノを囲むトークイベントが、同住宅であった。ピアノと寄贈先をつないだ研究者らが登壇し、演奏も披露。「歴史を背負ったピアノの音色は、直接的な言葉よりも個々人の想像力に働きかける」などと話し、県内外の約65人が聞き入った。(金 慶順)
■背負った歴史「存在に大きな役割」
ピアノはドイツ・ドレスデンのローゼンクランツ社が1910年前後に製造。裕福なロシア人に買われたが、17年に起きたロシア革命の混乱で持ち主はピアノを携えて亡命し、たどり着いた香港で手放したとみられる。香港の楽器店に売り出されていたところ、ヨーロッパ留学からの帰路で訪れた長崎医科大(現長崎大医学部)の故竹内清医師が購入し、37年に長崎市鳴滝の自宅へ持ち帰った。
45年に原爆が投下され、竹内教授は翌年に病死。三女よし子さんは戦後もピアノを大切にしていたが、2024年に97歳で亡くなったため、亡命者の音楽を研究する大阪音楽大の井口淳子教授(64)=姫路市網干区出身=を通じ、遺族から片岡家住宅に寄贈された。
イベントには井口教授や、広島の被爆ピアノなどを研究する同大の能登原由美特任教授(55)らが登壇。同大講師でチェンバロ奏者の京谷政樹さんはモーツァルトのソナタを演奏し、「木のぬくもりを感じる温かい音色」と評した。
能登原さんは、2000年代以降に被爆ピアノがクローズアップされて「作品や作曲家だけでなく、演奏する場所や人、聞く人がどう受け止めるかを考えるようになった」と、研究対象の変遷を紹介。「受け止め方に正解はなく、楽器を中心に音楽が広がる」と話した。井口さんは「『戦争反対』という言葉は手あかが付きやすいが、ピアノの音は聞く人の記憶や経験によって解釈が深まる。周囲にこのピアノの存在を広めてほしい」と呼びかけた。
会場には、広島の原爆によって19歳で亡くなった河本明子(あきこ)さんの被爆ピアノを管理する二口(ふたくち)とみゑさん(76)=横浜市=も訪れた。「ピアノを弾く子どもたちの命が今も失われている世界で、網干のピアノや明子さんのピアノには大きな役割がある」とかみしめた。
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