6/10の「音楽探検」(水曜2限・短大)は、専攻科「古典舞踊」(樋口裕子先生)の授業へお邪魔しました。
これは当初のシラバスで予定されていた内容です…といっても、昨年と大きく違うのは、遠隔授業でzoomだったことです。
樋口先生はご自宅から、履修の皆さんも、それぞれの場所から、教室とは違い限られたスペースでの受講です。
どんな風に進められているのか、興味津々です👀
昨日はルネサンス様式の舞踊に一区切り、今回からバロック様式に入る区切りのよい回でした。
踊りの大好きなルイ14世の時代、貴族たちにとっての「舞踏会」は、自身の今後にとって重要なプレゼンテーションの場だったようです。
お辞儀や帽子をとる仕草、ひとつひとつの所作も「みられるポイント」の一つだったそうです。
樋口先生からは、zoom上でルネサンスとバロックで変化があった靴の形の比較や
貴重なレースも貴族たちの見せ場「ドレス」など貴重な資料の説明もいただきました。
レクチャーの後、zoomの画面は、先生の全身が映るようカメラを切り替え、首回り、上半身のストレッチの後、いよいよステップの実践です。
(すでにストレッチで骨がボキボキ…ほんの数分でしたが、ほぐれました!)
1、基本の足のポジション(クラシックバレエの1番、2番、3番…♪)
2、バロック様式の舞曲の最初に「ブレ(ブーレ)」のステップ、手の基本的な動き
【バロック時代、手の動きがひじから先だけの動きなのは、ボディラインを美しく(withコルセット)みせるため、ドレスがぴったり作られていて、肩を大きく動かすには制約があったためだそうです、ふむふむ…】
3、「ブレ」の曲にのって踊ってみる!
数曲の音源とともに。最後は着いていけない速さ💦
バッハの「フランス組曲」はピアノ専攻現役学生時代に弾いた曲でもありましたが、重心が重すぎて踊れない演奏だったかも、反省しました…。
ポイントは
「1」で伸びあがるために、アウフタクトのプリエで準備ーーーーーーっ!そしてトンッ!と弾みをつけて伸びあがること。
足でドタドタはご法度×
そのためには、丹田を意識し、上半身を高く保つ意識で、と
「うーーーん、重たいドレスを着て、このハードな動き、貴族も体力勝負」
そして、難しいステップも重要な舞踏会で間違えると、後々まで噂されることから、必死で覚えたのだそうです。
踊りと音楽、そして貴族の生活スタイルや服飾など、バロック時代を幅広く体感できた90分でした。
zoom上ではありましたが趣向を凝らして進行される樋口先生の授業、
「音楽探検」履修の皆さんにも貴重な時間となりました。
樋口先生、専攻科の皆さん、ありがとうございました🌸