今年のお盆は大雨災害、コロナとこれでもか、と試されるようなニュースが連日続きましたね。
みなさんの地域は大丈夫でしたか?
さて、
音大生にとっても前期末はレポートの嵐だったかと思います。
私もトータルで200名を越える期末レポート(試験)を読み終えました。
比較的文字数は少なく設定されているのですが、「この文章、一度は読み返してみたのかな?」と思うものが少なくありません。
ただ見直すだけではなく、声に出して(出さずとも脳内で声を出して)読むと、すぐにポロポロと文章のおかしなところが判明します。
ちょうど今、私も原稿の三校(初校、再校があって最終のチェック)では脳内音読をしています。
あらあら不思議、文字の細かな誤記に気を取られていた時には気づかなかった文章の流れの悪さや、文末の調子、句読点の位置など新たな気づきが生まれます。
凡人は文才を持つ人の何倍も努力しなければならないなあとため息をつきつつ、ことばは本来、音であり、文字が先にあったのではなかったという、当たり前のことに気づきます。
前期はリモート授業が多かったので、これは、というレポートは画面共有でみなさんに披露した授業もありました。
そういうレポートを書く学生はおそらく普段から読む機会が多い人です。
残りの夏休み、練習などの合間に音楽書やウェブでも読める音楽評論など読んでみませんか?
音楽書の道案内に
www.ongakunotomo.co.jpウェブ音楽批評誌Mercure des Artsの評論コーナー
http://mercuredesarts.com/category/%e3%82%b3%e3%83%a9%e3%83%a0/critique/