しかし、この曲、子どもの頃も弾いたし、大学の副科ピアノでも弾かせて頂いたし、今回また弾いてみた訳ですが、正直、良さがよく分かんなかったんですよね・・・笑
この時代の曲というのは、セクションごとに、音楽の性格が豹変するのがカッコイイのですが、ハイドンは、他の人に比べて、何だか、変わり方がぬるい気がして「パッとしないなあ」って思ってたんです。
でも、練習中、ふと気付きました。「この人がやりたいのは、お笑いではなかろうか?」と!笑
他の作曲家は、カッコイイけど、どシリアス路線。そんな中での、ハイドンのぬるさは「ワタクシの曲は、ジョークです。ユーモアな心を持って楽しんで下さいませ笑」って意思表示じゃないのかな?
(そういえば、かのアルゲリッチも「古典派の曲にはユーモアがある」と言っていた気がする)
うん、ハイドンは、確かに、お笑い要素がある。
お笑いといえば、関西人の専売特許やん!
と、意気揚々としたのはつかの間、僕はネイティブ関西人でもない事を思い出し、演奏も「お笑い要素はいずこに?」の出来になってしまいました。
世の中そんなに上手く事は運ばないって事ね。とほほ。