大学院音楽学研究室ブログ-Osaka College of Music

大阪音楽大学大学院音楽学研究室に関連するお知らせをお伝えしていきます。研究室mail address:ongakugaku@daion.ac.jp 最新情報はTwitterで!

チェンバロでハイドンを弾いてみた(京谷政樹講師)

京谷政樹先生の演奏が公開されました。
 
今回は、ハイドンです。京谷先生のメッセージとともにお楽しみくださいね!
(メッセージでは謙遜しておられますが、モーツアルトのオペラでのチェンバロ演奏など、古典派も得意な京谷先生です!)
 
<おはようございます♪
大学(付属音楽院)に作って頂いた動画の第4段が出来上がりました!
今回は、ハイドンピアノソナタです。
ピアノ学習者必携の「ソナタ・アルバム」に載っている一曲で、ゆったり目のテンポで優雅に弾いてみました!
しかし、この曲、子どもの頃も弾いたし、大学の副科ピアノでも弾かせて頂いたし、今回また弾いてみた訳ですが、正直、良さがよく分かんなかったんですよね・・・笑
この時代の曲というのは、セクションごとに、音楽の性格が豹変するのがカッコイイのですが、ハイドンは、他の人に比べて、何だか、変わり方がぬるい気がして「パッとしないなあ」って思ってたんです。
でも、練習中、ふと気付きました。「この人がやりたいのは、お笑いではなかろうか?」と!笑
他の作曲家は、カッコイイけど、どシリアス路線。そんな中での、ハイドンのぬるさは「ワタクシの曲は、ジョークです。ユーモアな心を持って楽しんで下さいませ笑」って意思表示じゃないのかな?
(そういえば、かのアルゲリッチも「古典派の曲にはユーモアがある」と言っていた気がする)
うん、ハイドンは、確かに、お笑い要素がある。
お笑いといえば、関西人の専売特許やん!
と、意気揚々としたのはつかの間、僕はネイティブ関西人でもない事を思い出し、演奏も「お笑い要素はいずこに?」の出来になってしまいました。
世の中そんなに上手く事は運ばないって事ね。とほほ。
でも、勉強を重ねて、次は、ユーモアあふれるハイドンが弾きたいと思います!>