大学院音楽学研究室ブログ-Osaka College of Music

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世界のしょうない音楽祭・映像公開!


昨年11月より6回のオンラインワークショップを経て、1月17日(日)に世界のしょうない音楽祭(豊中市主催 日本センチュリー交響楽団共催 大阪音楽大学、しょうないREK協力)が開催されました。

音楽学からはシタールの田中峰彦先生、ガムランの小林江美先生、ヴィオラ・ダ・ガンバの上田牧子先生、そしてコーディネータの井口が参加出演しました。邦楽の菊武厚詞先生、教職の平山るみ先生、長谷川真由先生はそれぞれ三絃、尺八、市民パートリーダーとして、参加出演されました。

といいましても無観客でステージ上でもディスタンスを取り、マスクをつけるというかたちであったことは昨今の状況から致し方ないことでした。

今年の新曲は<日羅印尼中の知音>野村誠作曲。

タイトルの通り、6回のワークショップのテーマ国、日本、ルーマニア、インド、インドネシア、中国を数珠つなぎにした作品です。

映像は下記からご覧いただけます。

 

開始から 箏の雲井調子で自由に音出し
2’08” 雲井調子からの旋律 邦楽の回で覚えた箏の糸の名「仁智礼義信文武斐蘭商斗為巾」を歌う
3’35” 日本センチュリーの回のテーマはルーマニアだったのでルーマニアの音階など
4’52” インドの回 鹿のラーガ シタールと独唱に合わせて皆が「しかしかしか」と唱和する
7’07” インドネシアの回 バリ・ガムランの五音音階でゆったりと
8'25” 中国の回 <茉莉花>の旋律や三分損益法の説明で使われたストロー笛
10’05” 五カ国が混じり合い、どんどんカオスとなる
12’00” 五ヶ国語で挨拶で終わり
12’17” エンドロール 

オンラインで音楽ワークショップができるのか?と懐疑的だったメンバーも終わってみれば、そしてこの映像を見た後は「あ〜いつも通りプロもアマチュアも持ち味が出せた!頭の中でこの曲がずっと鳴っている、来年も何が何でも続けたい!」との感想が。

ぜひ、ご笑覧くださいませ!!

豊中市をはじめとして関係スタッフのみなさま、ありがとうございました!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=tVZx1HFaSD4

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シタール、田中先生とガムラン、小林先生

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豊中市ローズ文化ホール
 

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右端、ヴィオラ・ダ・ガンバの上田先生