学内も冷え込んでいますが、先日、F434で世界のしょうない音楽ワークショップの第5回ワークショップが開催されました。
これまでオンラインと対面のハイブリッドが続きましたが、プロの音楽家が一堂に介することができました。センチュリーからはコントラバス、チェロ、ヴィオリン、ヴィオラ、クラリネットの楽団員が6名参加されました。
4回までのワークショップで生み出されたことば、メロディー、リズムなどが野村誠さんの頭の中で組み立てと分解を繰り返され(おそらくそうだろうと想像)、生まれた新曲が、
《雪つもり 時の流れが 春をよび》
1 宮城道雄 洋楽に出会う
2 菊武祥庭 洋楽に出会う
というまたまた長い大曲です。
冒頭がとてつもなく美しいピアノとヴァイオリンから始まり、前半最後はギターと十九絃の箏で締めくくられます。この十九絃って「クジラみたい!」とガムランの小林
先生がおっしゃった通り、とにかく大きく、重低音が鳴ります。
菊武祥庭検校によって製作された当初は演奏されていたでしょうが、そのうち演奏の機会もなく、幻の十九絃となっていたのが、お孫さんにあたる菊武先生によって今回、ステージでお披露目されることになりました。とにかく低音がお腹に響きます。
新曲の後半は、菊武祥庭の名曲<稚児桜>の手事部分(器楽部分)を元に途中からはダンス音楽のようなリズムでノリノリ、丁々発止の楽器の対話が続きます。
プロの演奏家とアマチュアが出会い、西洋音楽と日本、民族音楽が出会う、そのコンセプトは今回も十分に輝いています。
音楽学(ガムラン、シタール、ヴィオラ・ダ・ガンバ、三味線、箏)、邦楽その他教職の先生方総勢7名と卒業生、また声楽専攻などの学生も舞台に立ちます。
第一部にはミュージック・コミュニケーションの学生もブラスバンドで出演。
26日(土曜日)、大学すぐそばの豊中市ローズ文化ホールでお待ちしています!!入場自由です。