先日、礒山雅客員教授による音楽学特別講義が行われました。
「バッハにおける言葉と音〜受難曲を中心に〜」というタイトルで、実際に楽譜や音源に触れながら、修辞学的な視点からバッハの受難曲を解説して下さいました。
言葉と音の密接な関係、作品の中に見られる音型(フィグーラ)がどんな効果を生んでいるか、ということを実感し、バッハの作品の奥深さに改めて気付かされました。
質疑応答の時間では、普段バッハの音楽に現場で向き合っていらっしゃる先生方からの質問が多数ありました。
バロック時代の音楽に向き合う際、避けては通れない「修辞学」を実践的に考えられる良い時間だったと思います。
(お)