特別講義のお知らせです。
礒山雅 客員教授 特別講義
◆日時:7月11日(水)4限(15時15分〜16時45分)
◆場所:A305教室
◆講義テーマ:「研究と実践の協同−−私の体験から」
※受講対象は音楽学専攻全学年(学部と大学院、必修)と大学院全研究室ですが、
学内の方で参加ご希望の方はongakugaku@daion.ac.jpに事前予約をお願いいたします。
音楽学と演奏実践との関わりについては近年、大きな制度的変化が起きています。欧米では実技系のコンセルバトワールなどで博士学位がとれる態勢が整いつつあり、演奏実践と研究を分離したものではなく、柔軟に統合していく新たな「実践的音楽学」が台頭してきています。今回、特別講義を行っていただく本学客員教授・礒山雅先生はバロック音楽において国立音大でまさにそういった新たなお仕事を展開されてきました(たとえば、<ポッペアの戴冠>を声楽専攻生との協同作業として上演するなど)。
ヨーロッパの音楽系大学博士課程のみならず、日本国内でも音楽学と実技分野の協同による「実践的な研究」は、今後ますます拡がりと深化をみせると考えられます。このタイムリーな話題を自らの体験にからめつつ、新たな研究領域の可能性について語っていただく講義です。
音楽学専攻生を対象としつつも、実技専攻生の来聴も歓迎します。
(文責 音楽学専攻)