12月14日(土)に逸翁美術館マグノリアホールにてリコーダーの織田優子さんと山本佳美さんのデュオ<花笑み>に師匠の神谷徹先生ほかが共演されたコンサートが開催されました。
織田優子さんの朗読とバードやバッハのバロック作品でキリストの生誕物語をつづる第1部が圧巻で、構成、聖書などテキストの選定、作品の選択、演奏のレベル、まさに音楽学をまなび、リコーダー歴?十年のお二人の魅力がつまった演奏会でした。
織田さんのことばから。
「日本で最初のクリスマスの記録は、天文21年12月10日(1552年12月25日)だそうです。
今では年中行事の一つとしてすっかり定着したクリスマスは、どのように日本で広まっていったのか。サンタクロースとは一体何者なのか。
今回のクリスマスコンサートを企画するにあたり、最初に浮かんだ問いから、キリストの生誕物語や聖ニコラウス祭、北欧のユール、日本の冬至祭... 色んな角度から少しずつ調べ始めました。
その作業は、まるでクリスマス・イヴの夜にサンタクロースがソリに乗り世界中の子供たちのところへ巡る道筋を追うかのようで、私にとっても素晴らしい時間でした!」
かつての教え子の成長著しい姿というプレゼントを受け取った一足早いクリスマスでした。(井口)