昨日、3月19日は会議のため、大学へ。
校門左ヨコの桜の木は蕾みがしっかりとつき、ここ数日で開花しそうですし、オペラハウスの楽屋口の裸木がみずみずしい若緑に輝いています。
でも、学内立ち入り禁止のため、そこにいるべき学生の姿はありません。
みんな、どうしているかなあ、と思いつつ帰宅し、学生のために何ができるか頭をひねりました。
二つ思い浮かんだことがあります。
一つは、学生が必要とする文献案内をすること。たとえば、今、演奏に取り組んでいる作品についてどのような参考文献があるのか尋ねたいという学生に読書案内をしようという試み。
もう一つは、このブログとも連動しているTwitterで、ほぼ毎日、おすすめ音楽動画配信をお知らせすることです。国内のみならず、世界中で今、ライブ配信などが行われています。
ホールでの公演が中止になるなかやむを得ずとられた方法ですが、こういった方法によって新たな聴衆を獲得していきたい、という音楽界の生き残り戦術をどう捉えるか、視聴する私たちも立ち止まって考えなければならない問題ではあります。
読書ガイドについては、Twitterのダイレクトメッセージやメールで質問をお寄せください。メールアドレスはongakugaku@daion.ac.jp 音楽学を専門とする複数の教員で対応し、ご返事したいと思います。
では、今しばらく我慢のときが続きますが、新学期によい表情で再会できるよう、毎日を大切に過ごしていきましょう!(井口)
裸木から若緑へ