大学院音楽学研究室ブログ-Osaka College of Music

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10月30日 上海音楽学院からのお客さま

30日に上海音楽学院より作曲主任の葉国輝教授と趙維平教授、そして大学院の学生さんが来校されました。


 まず、1限は作曲専攻の久保洋子先生の授業におじゃまし、互いの作品のスコアと音源を交互に見、聴き、意見交換しました。


 久保先生は、大学院生の朱一清さんの楽譜をみるなり、「すばらしい」、と感心され、(私たちは音をきくまでわかりませんでしたが)、彼のオーケストラ曲をきいて、その洗練された作品に驚かされました。国際的なコンクールにも入賞されているそうです。


 先生どうしも互いの近作を交換され、率直なコメントをはなされていました。久保先生の鉄輪の映像には多くの質問が集中しました。


 音楽はことばが違っても、すぐにお互いを理解できるコミュニケーションツールですね。授業が終わる頃にはすっかりお互いにリラックスしていました。

 つづいて音楽博物館で、音楽学の大学院生のバロックヴァイオリンやチェンバロを披露しつつの楽器見学をおこないました。スタッフの丁寧な説明に熱心に耳をかたむけ質問も多くだされていました。



 その後は音楽学資料室で、きらくな昼食会。食堂のおじさんの気配りの中華点心がうれしかったです(前日、中国からの来客といっていたので)。

 最初は遠慮がちだった学生どうしもしだいに英語まじりで話ができたようです。

 今回の短い滞在だけでも、日本の音楽大学は、彼らにとって驚くべきことが沢山あったようです。欧州滞在経験が豊富な葉先生も、初来日にどのような感想をもたれたでしょう、お互いの行き来がもっと活発になればよいですね。(井口記)