フィールドワーク演習で学生たちと企画を練り、会場も寺院というアイディアを実現した会が行われました。
山門には堂々たる墨書とポスターが。松の緑が映えています。
法要という枠組みのなかでの公演でしたので、まずは勤行、そして前半の「節談説教」がとうとうと語られます。
そして休憩タイム。檀家の皆さん、和気藹々です。そこへ授業関係の学生たちも到着
いよいよ田嶋直士先生が登場。深呼吸をし、目を閉じ、五感を研ぎ澄ますことを皆で共有し、本堂の空気が一気に締まったところに演奏が始まります。
打破の曲に始まり、急きょ、産安が入り、虚空、鶴の巣籠もりと、あっというまの45分でした。
西福寺のご住職からは「今後もこういった音大とのコラボレーションを続けていきたいですね」という有り難いお言葉をいただきました。
お寺は古来、地域の文化拠点であったし、今日もその機能を失っていないと気づかせてくれた一日でした。