大学院音楽学研究室ブログ-Osaka College of Music

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★巻頭巻軸 松囃子 2月10日

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターからのお知らせです。

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平成19年度第3回公開講座(吉川周平所長退任記念)「松囃子―足利義教が高めた芸能のかたちと意味」を開催します。松囃子は、新年を祝う芸能として室町時代に発展したもので、大名の一族郎党による大名松ばやしや、京の町女房たちによる女松ばやし等の風流の拍物は、京都における史上空前のパフォーマンスでした。
この講座では、無形文化の大事さや、日本の伝統音楽・芸能と日本文化の特質についての講演を行い、また、室町幕府の新年儀礼を髣髴させる熊本県の“菊池の松囃子"(国指定重要無形民俗文化財)をご覧いただきます。是非ご参加いただき、当時の京都の文化を思い浮かべてみてください。

■日時:2008年2月10日(日) 午後2時から午後4時30分まで(午後1時30分受付開始)

■会場:ウィングス京都 イベントホール(京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262)
■地図:http://wings-kyoto.jp/01wings/03access.html

■内容:講演「日本の伝統音楽・芸能と日本文化の特質―松囃子を中心に」
 吉川周平(京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター所長)
 実演 菊池の松囃子(国指定重要無形民俗文化財)
 熊本県菊池市松囃子御能保存会
 コメンテーター 山路興造氏(芸能史研究会代表委員・民俗芸能学会代表理事)

■受講料:無料 ■受講方法:当日会場で受付 ■定員:先着280人
■問合せ先:京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター事務室 Tel:075-334-2240

当日は、吉川氏が、20代のときに書かれた「松囃子」の大論文を配布します。吉川氏のご研究は、松囃子ではじまりましたので、まさにこのイベントをもって、巻頭巻軸となるわけです。今は亡き戸井田道三氏のごとき、観察、経験、文献にもとづいた、独特な論理も、京都ではききおさめとなるかもしれません。

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ご案内は以下のウェブをご覧ください。↓クリックしてください。
http://w3.kcua.ac.jp/jtm/events/lecture/2007/0210an.html