財産も地位も、愛にくらべたら塵芥のようなものだ
グラッドストン
恋愛は
常に男女の擦れ違い。
好きなのに気のないフリをしたり、身を寄せては拒んだり…
ここにも
そんな一組の男女がおりました。
−ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵と未亡人ハンナ・グラヴァリ−
過去に二人はお互いを想い合っていました。
しかし、
貴族であるダニロのおじさんは
ハンナの父親の借金を理由に
二人の結婚を反対していました。
ダニロは傷心してパリへ、
ハンナは別の富豪の男性と結婚し、
反対を押し切ってまで自分を追いかけてくれなかったダニロに
憤りを感じていました。
月日は流れ、
ハンナの夫が亡くなり未亡人となった後でも
ダニロが彼女を想う気持ちは変わりません。
今宵、運命はそんな二人を再び引き寄せたようです。
舞台は1905年当時のパリ、
ポンテヴェドロ小国公使館の広間にて
国王の誕生日パーティーが開かれています。
(文・山口萌子)
Tutti 2008 「メリーウィドー」
◆2008年5月6日(火)
◆開演17:30(開場17:00)※終演21:00予定
◆要整理券
◆問い合わせ:チケットOCM 06-6334-2242
※専攻生の山口さんが、ブログラムノートを書いています。
(お)