北見真智子先生の授業「概説・日本音楽及び諸民族の音楽」で、モンゴルの方を招いての講義が行われましたので、その様子をお伝えします。
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内モンゴル自治区出身のダイチン(Dai Qin)氏を講義にお招きし、内蒙古青年合唱団で歌っていたモンゴルの音楽を実演していただきました。
まず始めに、内モンゴル自治区の自然や民族衣装、活動していた合唱団の様子、モンゴル語などを説明してくださったのち、自由リズムが特徴の「オルティン・ドー」や拍節感が明確な「ボグン・ドー」といった声の音楽、ダイチン氏が最も得意とする喉歌「ホーミー」を披露。
ホーミーは地声に倍音の高音を重ね、同時に二つ(以上)の音を発する歌唱法ですが、身体のどの部分を使うか、あるいは音をどう重ね合わせるかなどで、いくつもの種類があるといいます。今回は、イスヒラ、ヘラガ、ハンマル、ショロン、ウィンジョなど、9種類のホーミーを実践。
途中、どのホーミーを実践しているか受講生に聞き当ててもらうなど、響きの違いを理解してもらいました。最後は、トクショル(トップショル)というモンゴルの弦楽器を伴奏にホーミーを交えた歌を実演してくださいました。