水曜の3限に「音楽学講義」という授業があります。実はこの授業は英語で書かれた音楽学の専門書を講読する授業で、すなわち大学院を受験する学生向けに設定されています。
いつもは少人数で和気あいあいと、音楽学資料室で講読をしつつ、関連する音源をきいたり、海外の音楽ミュージアムや有名図書館のサイトを見たりとゆっくりペースで進めていますが、今週から「模試」を行うことになりました。
本番さながらに電子辞書ではなく紙の辞書を持参し、緊張のなかで問題と格闘すること1時間。そこでわかったことは、持参した辞書が中学時代のものなら、そもそも辞書に問題中の単語が出ていなかったり、単語の意味のなかに音楽上の意味が出てこなかったりすることでした。
atonalやpantonalといった単語がでてくる問題だったので、辞書にない!と青くなったわけです。
大学院はもともと定員が少なく、学部と異なり競争率が高くなっています。入試は9月と翌年の2月の2回、行われますが、9月に合格者が多く出た場合、2月は非常に狭き門となるので、注意が必要です。
詳しくは大学ウェブサイトの入試関連ページをご覧ください。
https://www.daion.ac.jp/examination/admission/guidelines/graduate/
この授業をきっかけに、何を専門とするにしても音楽学(的思考)が必要だと感じてもらえるよう、魅力的な講読英文を選ぶように心がけています。
受講生全員の合格を願っています!(井口淳子)