前期も第3コーナーを回り、ただいま「声」にまつわるジャンル・形態さまざまな授業に迫るウィークです。
前回の「クリエイティブ・ヴォーカル演習」に続いて「ミュージカル歌唱法」の授業へ「音楽探検」(短大・選択授業)隊が潜入。
ご担当は松田ひろ子先生。
入学して数ヶ月、授業開始前からの各自ウォームアップや背筋ピン!挨拶ビシッ!はミュージカルの舞台を目指すコースならでは。
授業では不朽の名作ミュージカル『コーラスライン』から「one」、『ウエストサイド・ストーリー』から「I feel pretty」を練習中です。
ようやく馴染んできたところという振りをつけ、次はドラマとして表現しつつ歌う訓練。
振りをつけると発声が落ち着かなくなること、ピアノの間奏の音形の意味を考えること、一人一人のキャラクターの感情を読み取り表現することなどなど、舞台人を目指す皆さんへ実践的な指導が行われていました。
日頃、舞台音楽の創作現場に触れる機会もあり、メロデイとリズム、ハーモニーでドラマを表現する面白さは身近です。
この日歌われていたバーンスタインのピアノパートの秀逸さにも改めて感じ入った次第でした。
舞台の稽古場の、華やかな中にも躍動感があり引き締まった雰囲気は、オペラともまた違った独特の空気が漂っていますね。
授業終了後には、松田先生へ突撃!質問に伺った学生も。
クラシックとはアプローチの異なるウォーミングアップの方法に触れて、
逆に普段抱えている疑問解決のヒントを得ることもあったのではないでしょうか。
7/7のオープンキャンパスでは高校生の皆さんへこの日練習中だったナンバーを披露するそうです!
ところで、ミュージカルとオペラ、この2つの舞台芸術についての面白そうな連載が、
Webマガジン「ONTOMO」で始まっています。
「音楽ファンのためのミュージカル教室 第1回
ミュージカルとオペラは何が違う? 昨今の潮流における密接な関係」
https://ontomo-mag.com/article/column/musical-01/?fbclid=IwAR0K3Kl9XajfzGc7njuvfrIE2mfHvVj1VL1FpA7PEuKsjUFoIZ0xKjdDN9g
兵庫県立芸術文化センターでは、この夏まもなくバーンスタインのオペラ「オン・ザ・タウン」上演も。